れきまど

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第一天照大神

大正教科書の紙面

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大正教科書 第一「天照大神」 1頁 原本画像
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大正教科書 第一「天照大神」 2-3頁 原本画像

大正教科書の原文

第一「天照大神」/通読用

天照大神は天皇陛下の遠き御先祖なり。其の御威德の極めて高くあまねきこと、あたかも天日のかがやけるが如し。伊勢の皇大神宮は此の大神をまつり奉れる宮なり。

大日本帝國は初め大神が御孫瓊瓊杵尊をして治めしめ給ひし國なり。大神尊を此の國に降し給ふにあたり、「此の國は我が子孫の君たるべき地なり。汝皇孫ゆいて治めよ。寶祚のさかえまさんこと天壤とともにきはまりなかるべし」と仰せ給へり。萬世までも動きなき我が建國のもとゐは實に此の時に定まれり。

大神はまた鏡と劍と玉とを尊に授け給ひき。これを三種の神器といふ。此の時大神は此の鏡を見ること我を見るが如くせよ。と仰せ給ひき。これより神器は御代々の天皇相つたへて皇位の御しるしとし給へり。

瓊瓊杵尊は三種の神器を奉じて日向に降り給へり。此の後御二代を經て神武天皇の御時に至るまでは、御代々日向にましましき。神武天皇以前を神代といふ。

現代語訳

大正教科書の本文に対応
音声で聴く第一「天照大神」現代語訳の音読/約2分4秒
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天照大神は、天皇陛下の遠い祖先である。その威徳がきわめて高く、広く行き渡っていることは、まるで太陽の光が輝いているかのようである。伊勢の皇大神宮は、この大神をお祭りしている宮である。

大日本帝国は、初めに天照大神が孫の瓊瓊杵尊に治めさせた国である。大神は尊をこの国にお下しになる際、「この国は、私の子孫が君主となるべき土地である。あなたは行って治めなさい。皇位の栄えは、天地とともに限りなく続くであろう」とお告げになった。いつの世までも揺るがない、わが国の建国の基礎は、まさにこのときに定まったのである。

大神はさらに、鏡と剣と玉を瓊瓊杵尊にお授けになった。これを三種の神器という。このとき大神は、「この鏡を見るときは、私自身を見るようにしなさい」とお告げになった。これ以後、神器は代々の天皇に伝えられ、皇位のしるしとされた。

瓊瓊杵尊は三種の神器をお持ちになり、日向に降りられた。その後、二代を経て神武天皇の時代に至るまで、代々日向にいらっしゃった。神武天皇より前の時代を「神代」という。

令和の教科書との用語照合

大正教科書「天照大神」の本文に出てくる人物・事柄

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    • 天照大神
    • 瓊瓊杵尊
    • 皇大神宮(伊勢)
    • 三種の神器
    • 神代

    出典

    大正の教科書
    文部省著作『尋常小学日本歴史』児童用 巻一 第一「天照大神」 1~3頁(3頁途中まで) 大正元年(1912年)版
    原本画像
    広島大学図書館デジタルアーカイブ(パブリックドメイン)
    令和の教科書
    『新編 新しい社会6歴史編』 東京書籍 令和8年2月10日発行
    掲載の方針
    大正教科書の原文・現代語訳を掲載し、令和の教科書については大正本文に登場する人物・事柄の掲載有無を一覧にしています。両者の評価や比較の結論は掲載していません。
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